日本バイオスティミュラント協議会自主基準


日本バイオスティミュラント協議会 自主基準
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日本バイオスティミュラント協議会

日本バイオスティミュラント協議会は2018年1月に設立され、バイオスティミュラントの概念の研究、新技術や知識の整理蓄積、国内外の情報収集等に取り組んできました。

2025年5月30日に農林水産省より「バイオスティミュラントの表示等に係るガイドライン」が公表され、バイオスティミュラントの定義や事業者が留意すべき事項が明文化されました。

当協議会はこのガイドラインの内容を踏まえて、バイオスティミュラント製品を取り扱う事業者(製造者及び輸入者)に対して自主管理を促すための基準を作成しました。

本自主基準では以下の3つの指標を設けております。

1)「効果・効能の表記に係る指標」

バイオスティミュラントの主たる効果・効能リストを作成しました。根拠となる試験結果又は査読付き論文がある場合は、リスト中の効果・効能を製品のラベル等に記載することを促しております。

2)「効果・効能の検証に係る指標」:

製品の効果検証を行うにあたり、留意すべき事項をまとめています。

3)「安全性の情報提供に係る指標」:

取扱い事業者自身がBS製品の安全性を示すことの必要性を示し、重金属量の把握と製品安全データシート(SDS)の発行を促すものです。

バイオスティミュラント製品を購入した使用者が、これを安全かつ効果的に使用できるよう、事業者が各製品に関わる情報(安全性、効果の根拠等)を示し、優良誤認とならない表記を行うことを目指しています。更に、バイオスティミュラントの主たる効果・効能リストを作成し、農薬疑義資材に該当しないように留意することも促しています。

本自主基準が、バイオスティミュラント製品を取り扱う事業者の手引きとなり、バイオスティミュラントの健全な市場形成と更なる発展を促し、その製品の使用が使用者の利益になることを願っています。